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富士山(3,776m)、須走り道・お鉢めぐり

平成24年(2012)9月5日(水)~6日(木)単独
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須走り口5合目~富士山頂~お鉢めぐり~下山道~小富士~須走り口5合目のGPS軌跡
9月5日 須走り口5合目~御来光館
今年の夏季バス便最終日の9月2日(日)は前日の天気予報が良くなく日帰り富士登山は断念!やむなく平日の泊まりで行くことにする。天気の情報をみて前日に山小屋に予約を入れる。小田急線新松田駅からは富士山須走り口5合目への直行バス便が出ている。御殿場線御殿場駅や富士急行線の富士山駅から行くよりは時間も短縮できて費用も往復3,000円(片道の場合2,000円)と安い。しかし今回バスの乗客は行きは3人、帰りは5人だけであった。そのうちの若い女性一人とは行きも帰りも同じバスだった。9月に入った平日ではあるけれど乗客が少ないのはあまり知られていないせいだろうか?せいぜい利用していただきたいものである。
富士山に咲く花 トモエシオガマ(巴塩竃)
富士山に咲く花 ムラサキモメンヅル(紫木綿蔓)
8合目付近より見た下山道の砂走り(ブルドーザ道)
富士の稜線から湧き上がる白熊のような雲(御来光館にて)
須走り道は登る人も疎らなので、矢張り秋口に入った平日だからかなと思っていた。宿泊先の御来光館には予定より少し早めに到着した。富士山独特の山小屋の雰囲気で、考えていたのと少し勝手が違った。一切の無駄を省いたコンパクト?な夕食も済ませ、外に出て暮れなずむ景色を眺める。風が冷たいので外に出たり中に入ったりして時を過ごし風景を撮影する。7時には寝床に入り寝るでもなく休んでいると、2組位の大勢のグループが到着したようで騒がしい。この時間にと思ったが富士山は他の山と違って当たり前のようだ。
9月6日 御来光館~富士山頂~お鉢めぐり~須走り道~須走り口5合目
あまり寝たような感じがしないままに夜の長い時間が過ぎた。午前2時半には昨日遅く到着したグループは支度して出かけていった。ここから山頂までは1時間ほどなので、2時半出発では日の出の5時過ぎまで1時間以上待たなくてはならない。そのため4時に出発することにする。支度をしてヘッドランプを付けて小屋の外に出ると既にここは行列の中だった。夏のシーズンが終わって秋口の平日なのでまさか行列はないだろうと思っていたが矢張り富士山は別格なんですね。
朝焼け前に現れたイルカの背びれのような雲(富士山頂にて)
9合目あたりから登山者の行列の渋滞が始まる。あまり寝ていないせいか、またはまだ何も食べていないせいか、それとも標高が高く空気が薄いせいか、ヘッドランプを付けての暗闇の中の登りは少し足元がふらふらする。平日の今日、どういうわけか富士山を目指しているのは若者がほとんどだ。おじさんおばさん(或いはおじいさんおばあさん)の中高年は少ない。若者がどうしてこんなに富士山が好きだったのかは意外だった。日本の将来もまだまだ捨てたもんじゃない!ような気がしてくる。渋滞の列も次第に進んで遂に山頂の鳥居をくぐった。周辺にはこれから御来光を迎える人たちが群れをなして待機していた。
御来光前の朝焼け(富士山頂にて)
5時を過ぎ次第に空は赤みを増してくる。雲海の下には山中湖や周辺の山々が見えたり隠れたりする。茜雲が輝きを増して太陽がその片鱗を現す。御来光を待っていた人たちの歓声があがる。しかしガスが間断なくやってきて太陽を遮る。ガスの切れ目に一層強い光の太陽が輝く。こうしたことが続き御来光ショーは20分ほどで終わった。あとはお鉢めぐりと称して富士山の噴火口の周りを歩くだけだ。温度計をみると気温は4℃位だが横殴りの強風で体感温度は0℃位の感じだ。レインスーツの上衣だけ着てフードを被って歩き出す。
お鉢めぐり。富士山の噴火口
お鉢めぐり。元測候所がある日本最高地点の剣ケ峰(3,776m)
お鉢めぐりは須走り口、吉田口から左方向(時計周り)に歩く。比較的緩やかだが剣が峰への登りだけは急だ。剣が峰は元の富士山測候所があり、その北側に「日本最高峰富士山剣ヶ峰」の石の標柱がある。ここで記念撮影をする人達の長い順番ができていた。
お鉢めぐり。ブロッケン現象のような光の輪
ブロッケン現象は高山の日の出や日没時に、自分の背後に太陽があり、前面に霧や雲があるとき見られる現象です。自分の影が霧や雲に投影され、影の周りの虹色の光の輪は何重にもなる場合があるそうです。今回は光の輪は3重あり、中心の人の影は小さかったです。ドイツのブロッケン山で多く見られ、ブロッケンの妖怪と呼ばれてきたのが名前の由来です。日本では古くからこの光輪を阿弥陀の光背(こうはい)になぞらえて御来迎(ごらいごう)、あるいは御光とも呼ばれたそうです。
          ↓雲取山
須走り道からの展望。中央の雲の下が三ツ峠山、その上方左は大菩薩連嶺、更に上方に雲取山
お鉢めぐりを終え一回りして元の場所に戻る。山頂は風が強くガスが間断なく流れ、展望もあまり良くない。ここは長居は無用なので早々に退散して下ることにする。少し進むと「須走り口下山道」と刻まれた石の標柱が出てくるのでこの道を下る。朝から何も食べていないので途中の風の穏やかな場所で10分ほど休憩する。下るにつれ次第にガスは切れ高曇りの空の下に素晴らしい風景が広がる。
                   ↓大室山            ↓蛭ヶ岳   塔ノ岳↓   大山↓
須走り道からの展望。中央に三日月状の山中湖が見える。上方は丹沢方面
         ↓明神ヶ岳  ↓明星ヶ岳           ↓神山           ↓芦ノ湖
須走り道から箱根方面の展望。明神ヶ岳の右下の丸く飛び出た山が金時山
9合目から8合目、7合目あたりまで空は高曇りで日は差していない。しかし周辺の山々の展望が実に素晴らしい。気温が上がるにつれ雲海が次第に取れていく。見えなかった河口湖や山中湖なども見えてきた。雲海の高さは周囲の山々の状況からして標高1000m位だろうか。その雲海の上に峰々が頭を覗かせている。
下るにつれ天気が良くなってきた。延々と続く砂走りでは日差しの照り返しもきつい。砂走りは砂だけでなく石ころや岩礫なども混ざっている。石ころが多いところは歩きにくい。逆に砂だけのところは歩きやすくズルズル滑るのでそれだけ早く下れる。時間に余裕があったので下山口から近くの小富士を見学した。砂礫の小山が二つあった。展望は良く富士山も全景が見えそうだったが、雲に覆われて見えなかった。須走り口5合目の案内上手な茶店娘に案内されて缶ビールとラーメンで昼食とした。
須走り口5合目~富士山頂~お鉢めぐり~下山道~小富士~須走り口5合目のコース断面図
コースタイム 歩行11時間 距離18.5km 累積標高2,105m -2,118m
1日目:小田急線新松田駅(バス往復\3000)9:30~10:45須走り口五合目→11:45休憩11:55→12:10六合目→12:45本六合目→13:35七合目→14:20本七合目→14:50八合目→15:20本八号目→15:35御来光館(泊まり)
2日目:御来光館4:00→4:22九合目→(渋滞)→5:00富士山頂5:20→お鉢めぐり→6:50須走り下山口6:50→6:55休憩7:05→8:00本七合目→8:20七合目→9:45小富士分岐→10:10小富士→10:20休憩11:00→11:20須走り口五合目12:20(バス)~新松田駅

須走り口五合目より富士山頂への登り時間 5時間30分(渋滞含む)
お鉢めぐり 1時間30分(渋滞含む)
富士山頂より須走り口五合目までの下り時間 2時間40分(小富士往復除く)
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