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北アルプス・白馬岳(2932m)~不帰キレット~唐松岳

平成19年(2007)8月26~28日
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8月26日(日)猿倉→大雪渓→白馬岳→白馬鑓ヶ岳→天狗山荘
白馬岳・・・。4~9歳の頃、黒部川下流の富山平野で過ごした日々。勿論、山は何十キロも遠く離れていたから一度も行ったことはない。もっぱら小川や河原などを遊び場としていた。雪解けの春になって見える青と白の白馬連峰は子供心にも美しく見えた。あの山にはどんな風景があり何があるのだろう。漠とした未知の世界への怖れとあこがれ。その白馬岳に今日登る。
白馬大雪渓 白馬大雪渓スタート地点
前夜新宿発の電車で青春18切符を使い白馬駅で降りる。白馬駅からはバスで猿倉に到着する。猿倉荘ではまだ朝も早いというのに結構登山者で賑わっている。ここから白馬岳の姿を垣間見ながら登っていく。大雪渓のスタート地点で軽アイゼンを着ける。8月末というのに2キロにも及ぶ長大な大雪渓上の空気はひんやりとしている。コースは赤いベンガラが撒かれている。霧の時の道しるべにもなり夏も末期になるとクレバスの危険もあるからだろう。
大雪渓上部付近 葱平付近より
大雪渓は割と平坦に見えるが実際に歩いてみると、けっこう長い距離で傾斜もきつく感じられた。鋭く荒々しく聳える杓子岳からの大小の落石があちらこちらに散らばっている。落石は雪の上を音もなく落ちてくるから、霧の時は特に注意が必要だ。
杓子岳 ルントヘッカー(羊背岩)の大岩
大雪渓を越え葱平(ネブカッピラ)付近は高山植物の宝庫だ。またルントヘッカー(羊背岩)などの氷河時代の名残も見受けられる。このような岩は硬いため氷河の侵食に耐えて残ったといわれている。
鮮やかなクルマユリ(車百合)が迎えてくれる 白馬岳頂上宿舎
きつい登りに耐えてここまでくると上部に小雪渓が現れる。この雪解けの湧き水を飲めるようにしてあり、何よりも冷たく喉を潤してくれた。雪渓越しの上部中央に白馬岳頂上宿舎が見える。
白馬岳より旭岳 白馬山荘と白馬岳
白馬岳頂上からは小さい頃過ごした富山平野が微かに見えた。そして剱岳や槍ヶ岳、穂高連峰なども雲の間に見え隠れする。白馬山荘の広いレストランはがら空きだったが景色の一番いい席に座りラーメンを注文する。ラーメンは黄金色の鶏がらスープでチャーシューとメンマの東京風のシンプルなものだったがとても美味しい。
朝からろくなものを食べていなかったせいか、これで元気がでてきた。
杓子岳 白馬鑓ヶ岳山頂
杓子岳から白馬鑓ヶ岳への稜線は周囲の山々を眺めながらの素晴らしい縦走コースだ。杓子岳へ登る人が見えるが時間もないので山腹を巻いていく。白馬鑓ヶ岳は岩屑と砂礫の山だ。白馬鑓ヶ岳頂上を踏み天狗山荘へ向かう。
降りてきた白馬鑓ヶ岳 水の豊富な天狗山荘
天狗山荘では斜面に雪渓が残っており、そこから水を引き込んでいると見えて水が豊富だ。夕刻、天狗山荘の周辺を散策する。
コースタイム 歩行9時間10分
8月26日(日):風弱く晴れ時々曇り。白馬駅(バス¥980)5:45~6:15猿倉→7:15白馬尻7:30→7:50大雪渓入口→大雪渓終わり8:48→10:00葱平→11:25白馬岳頂上宿舎→11:50白馬山荘→12:10白馬岳→12:33白馬山荘13:00→鑓ヶ岳→16:25天狗山荘
 
8月27日(月)天狗山荘→天狗ノ頭→不帰キレット→唐松岳→五竜山荘
チシマキキョウ:千島桔梗 白岳を目指して
霧と強風の中、身支度をして5時過ぎに天狗山荘を出発する。横殴りの強風で帽子などとてもしていられない。バンダナでしっかり頭を覆う。なだらかな天狗尾根を歩くが霧で展望が開けないのが残念だ。やがて天狗ノ大下りにさしかかる。ここは標高差300mを一気に下るという。要所要所に鎖が付けられているが慎重に下っていく。下りきったところがⅠ、Ⅱ峰間コルでしばし休憩し朝飯代わりの行動食を取る。これから不帰キレットの核心部へ向かう。最初は緩い登りを行く。鎖場の下に来ると岩峰が頭上に覆いかぶさってくるようだ。ここで中高年男女のグループが休憩していた。メンバーの内1人は80歳の男性だという。岩場のルートは整備されており霧のせいかあまり高度感も覚えない。次々と現れる鎖場やハシゴを乗り越え不帰Ⅱ峰(北峰)に達する。ここからトラバースして不帰Ⅱ峰(南峰)に達する。Ⅲ峰を越えハイマツ帯の砂礫の道を行くとしばらくの登りで唐松岳だ。歩いてきた不帰キレットが荒々しい姿を見せている。
キバナノコマノツメ:黄花の駒の爪 イワツメクサ:岩爪草
唐松岳頂上でしばし景色を楽しみ唐松山荘へと下る。まだお昼前だが唐松頂上山荘でラーメンを作ってもらう。ラーメンというより塩味の野菜ラーメンのような感じだった。ここからは大黒岳や白岳など幾つかのピークを越えて五龍山荘に向かう。途中、大きなザックを背負った大学生のパーティーと抜きつ抜かれつの縦走となった。
ヤマハハコ:山母子 ホシガラス:星烏
途中、ハイマツ帯のなかでホシガラスに遭遇する。ホシガラスはハイマツの実が好物のようだ。縦走路は高山植物も豊富でまだまだ色々な花が楽しめた。
ミヤマアキノキリンソウ:深山秋の麒麟草 オヤマソバ:御山蕎麦
コースタイム 歩行7時間40分
8月27日(月):風強く曇りのち時々晴れ。天狗山荘5:10→5:40天狗ノ頭→6:10天狗ノ大下り→7:08鞍部7:30→9:00第二北峰→9:22第二南峰→10:05唐松岳→10:30唐松山荘11:20→13:55五竜山荘、
 
8月28日(火)五龍山荘→大遠見山→小遠見山→アルプス平
前夜のテレビの天気予報通り、朝5時ごろ起きると外は雨のようだ。今日は本来なら五龍岳から鹿島槍ヶ岳を越えて冷池山荘に泊まり、翌日爺ヶ岳から扇沢に下る予定だ。しかしこの雨をキレット越えするのは危険だと思い予定を変更して遠見尾根を下る事にする。身支度をして雨の中を出発する。白岳を越え西遠見山にかけては鎖が掛けられているが急な下りが連続する。起伏の大きな大遠見山、中遠見山を越え小遠見山に達する。時々遠くで雷鳴が聞こえる。小遠見山からは下りが続きアルプス平に到着する。ここからゴンドラリフトに乗りとおみに着く。とおみでは館内の入浴施設で汗を流す。ほとんどガラ空きの状態でのんびり入れた。風呂上りで冷たいビールを飲み、無料のシャトルバスで神城駅に着いた。
コースタイム 歩行3時間40分
8月28日(火):風弱く曇りのち雨。五竜山荘5:40→7:35大遠見→8:10中遠見→9:25アルプス平(ゴンドラリフト¥840)~とおみ(入浴¥500)、(バス無料)12:10~神城駅
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