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気ままに山歩きは神奈川や東京近郊、関東周辺のハイキング&登山記録です。

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三ッ峠山(1,785m)
平成28年(2016)7月30日(土)2名

     

夏の花・レンゲショウマ(蓮華升麻)の咲き始め

レンゲショウマ:ハスに似た淡紅紫色の花を下向きに付けます。優雅な花と丸いつぼみが風にゆらゆら揺れるさまに、森の妖精とも呼ばれます。花がハス(蓮)の花に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名があります。日本特産で高度1,000m~1,600m近辺に咲く場合が多いようです。深山に咲くので見に行くのが大変です。手軽に見たい向きには奥多摩御岳山には5万株の群生地があります。7月末から8月末にかけてケーブルカーとリフトを乗り継いでいけば、目の前にレンゲショウマの群生地が広がっています。

三つ峠登山口~三ツ峠山~屏風岩~「眺望逆さ富士」乗場のGPS軌跡

富士急行線河口湖駅前の天下茶屋・三つ峠登山口行きの5番バス乗り場前に並ぶ。土曜日とあって満員となり十数名立つ人も出た。バスは河口湖畔沿いに河口湖大橋を左手に見て進む。浅川を過ぎると富士山が見える。ここは湖面に映る逆さ富士が見えるところだ。市街を抜けて山道に入り「三つ峠入口」で数名降りる人がいた。ここは御坂峠や黒岳への登山口となる。バスは更に山道を登り駅から30分ほどで三つ峠登山口へ到着した。(以前グループでタクシーで来たことがあった。その時はこのバス停を通り過ぎて公衆トイレのある三つ峠登山口まで行ってくれた。その場合は歩行時間が15分短くなる。)バスを降りると道路は分岐しているので右手方向に直進する。15分ほどで公衆トイレ前に到着し身支度をしてから三ツ峠山へ向かう。ここが本当の三つ峠山登山口で裏登山道と言われている。標高1,300m近くあり吹く風が爽やかだ。

三ツ峠山が由来のカイフウロ(甲斐風露)

最初は樹林帯の中で見るべき花も展望もない単調な山道を歩く。標高1,500mを過ぎたあたりから1輪のレンゲショウマが咲いていた。7月末の三つ峠山には来たことがなかったので、もしかすると咲き始めているかも知れないと多少の期待はしていた。そして更に登って行くとまだまだつぼみが多いが、レンゲショウマがぽつぽつと咲き始めている。そして登るにつれて花の数や種類もどんどん増えていく。

カイフウロ:フウロソウは日本各地に12種類が自生する。このうち最も知られているのは東北から中部地方に分布するハクサンフウロ(白山風露)だろう。 このカイフウロ(甲斐風露)は三ツ峠で発見されたことに由来する。山梨県を中心にした狭い範囲にだけ生育するが埼玉県や群馬県にも点在する。 高さ40cm程度で花弁に濃い赤紫のスジがはっきり入るのが特徴である。

シモツケは木、こちらは草のシモツケソウ(下野草)

ヤマトラノオをスリムにした感じのクガイソウ(九蓋草)


森の妖精ともいわれるレンゲショウマ(蓮華升麻)

青空を彩る白い花

ふと見上げると登山道わきの頭上2m位の所に青空を背景にアジサイのような白い花が咲いている。イワガラミ、ツルアジサイ、ノリウツギ、コガクウツギ等々似たような白い花は多い。しかし似ているようで、どことなく違うようで花の名前は特定できなかった。

三ツ峠山荘手前の展望台から雲がたなびく富士山

花々の歓迎に時間の立つのも忘れて到着したところが、三つ峠山荘手前の展望台だった。ここからは裾野を広げた雄大な富士山が見える。ベンチも置いてありゆっくりできるところだ。トンボがひっきりなしに飛び交い、日差しは強いが爽やかな風が吹いている。トンボは我々登山者にとってありがたい存在だ。何故ならトンボはショウジョウバエなどの小さい虫を食べてくれる。それでトンボが飛ぶ季節になると虫のためにそれほど嫌な思いをしなくて済むからだ。平地で孵化したアキアカネの成虫は夏に涼しい山地へ移動し秋になると平地に戻るのだという。アキアカネが飛び交う展望台を過ぎると直ぐに三ツ峠山荘が出てくる。

「私はここが好き」とばかりにワレモコウにこだわるアキアカネ

展望台脇の草むらにワレモコウが咲いていた。そこにトンボが止まっている。連れが手を出して捕まえようとするとヒョイと逃げる。そしてまたワレモコウに止まる。何度やっても同じことの繰り返しだ。捕まらないという自信があるのか、それともトンボはよっぽどワレモコウが好きなんだな。

ワレモコウ(吾亦紅):草原や山地に咲くバラ科の多年草。種のように見えるがれっきとした花である。暗赤紫色の小さな花をびっしりと付ける。茶花としても好まれる。吾亦紅は「私も赤いんですよ」の意味。
「吾亦紅(ワレモコウ)さし出て花のつもりかな」小林一茶
「さし出て」は、出すぎた振る舞い、出しゃばり、の意味。
ワレモコウよお前は草むらの中でよく目立つが、そんな地味な姿なのに花のつもりなのか?


三ツ峠山荘前より左端奥が御正体山、中央奥が鹿留山、その手前が倉見山

三ツ峠山荘前からも素晴らしい展望が開ける。富士山を見ながら三ツ峠山荘前のベンチで昼の休憩をする。左手方向には三ツ峠山山頂である開運山とその直下の屏風岩が見える。屏風岩でクライマーたちが数人岩場に取ついているのが見える。昼食としばしの休憩後に三ツ峠山荘を後にする。

屏風岩とミヤマシシウド

シシウドが咲く屏風岩が見える開けたところを抜けると四季楽園前に出る。四季楽園は年中無休の山小屋でお風呂(シャワー)も利用できるようだ。四季楽園から少し下った左側に公衆トイレがある。三ツ峠山頂にはトイレ手前を右方向に登って行く。赤い砂地の急な滑りやすい斜面となる。登山道の工事中であり左側へのう回路が作られている。

三つ峠山(開運山)山頂

開運山の山頂はやや狭いが三ツ峠の石碑があり、富士山や三坂山塊、奥秩父の山並みが一望できる。三ツ峠山には峠ではなく三つの峰があり最高峰がこの開運山(1,785m)だ。昔、この山は三つ突起(ミツトッキ)と呼ばれていたらしい。それが時を経て三つ峠に変わったものだろう。そういえば奥多摩にも似たような名前の山がある。三ツドッケ(天目山:1,576m)だ。あちらも三つ突起(ミツトッキ)が少し変化して三ツドッケになったようだ。

山小屋・四季楽園からみた屏風岩

屏風岩は高低差100m、幅200mの岩壁で、三ツ峠山最高峰の開運山直下にある。明るく開けた岩場で周辺の山小屋や尾根から岩登りする姿が見られられる。クライマーズハイや神々の山嶺など映画のロケ地でも知られる。達磨石を経て三つ峠駅へ至る表登山道を下る場合はこの屏風岩直下を横切って行くようになる。表登山道は古くから登られている歴史があり、信仰登山の名残が多く残されている。


四季楽園よりの展望。中央奥が箱根・神山

屏風岩の上部右でクライマーが登攀の準備をしている

表登山道達磨石直下の「眺望逆さ富士」乗場

「眺望逆さ富士」バス停!何とも場違いなバス停である。そもそも逆さ富士とは湖面に写った富士山の姿である。三つ峠山表登山道の達磨石直下のこの付近には富士山を写す湖も池もないのだ。にもかかわらず「眺望逆さ富士」とは一体どういうことなのかと思った。それは置いといて、連れが「バスはないの?」と聞く。それで「バスはないがタクシーなら呼べる」と答える。「眺望逆さ富士」バス停(実際はタクシー乗場)には次のように表示してあった。「三つ峠駅へのご利用のお客様は下記の電話番号へお問合せ下さい」「25分でお迎えに上がります」「富士急山梨ハイヤー TEL 0555-22-1800」

四季楽園からの落差の大きな2時間の下りで、私の脚も久しぶりにバテバテの状態だった。そこで渡りに船とばかりに表示の電話番号に電話してみた。すると電話口の男の人は「地域外なので電話番号を言いますのでそこへ掛けてください」と言う。そして、言われた通りに電話をかけたが使われていない番号だった。再度最初の所に電話をして事情を説明すると、「丁度1台戻ってきましたので、そちらに向かわせます」という。そして10分足らずでタクシーがやってきた。歩けば1時間半はかかりそうな距離を、タクシーは10分ほどで三つ峠駅に到着した。遅れを取り戻して予定通りになり、しかもタクシー料金も思ったより安かった。

ちなみに実際の「眺望逆さ富士」バス停は河口湖東端の「浅川」付近にありました。バスで河口湖駅から三つ峠登山口に向かうと「浅川温泉街」の次が「風のテラスKUKUNA前」です。ここが以前「眺望逆さ富士」のバス停でした。だから、これは再利用のバス停表示板なのだと思います。「眺望逆さ富士」バス停が「風のテラスKUKUNA前」に変わり、その結果そのバス停表示板が不要になった。それでここにリサイクル利用したのだと思います。「眺望逆さ富士」はなくなった。だから問題ないと考えたんでしょうね。だとしてもこの場所に「眺望逆さ富士」は異様ですね。せめて「だるま石」に変えていただきたいものです。

三つ峠登山口~三ツ峠山~屏風岩~「眺望逆さ富士」乗場のコース断面図

コースタイム 歩行4時間 距離8km 累積標高900m 下り1300m
富士急行線河口湖駅(バス)9:05発~9:35三つ峠登山口バス停9:40→9:55三ツ峠登山口10:00→11:20展望台→11:30三ツ峠山荘前11:55→12:20三ツ峠山山頂12:30→屏風岩→15:00眺望逆さ富士乗場15:20(タクシー¥1,990)~15:30三つ峠駅

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